銘鑑の歴史
おもとに銘鑑と言うものが有りそれぞれの品種が品位、人気、希少価値などによって格付けされ、
相撲の番付のように一覧できるようになっています。
現存する最古の銘鑑は、寛政11年(1799)に豊後日田(大分県日田市)の育芳園がだした【萬年青】。
昭和6年に発足した日本萬年青連合会では、昭和9年に『大日本萬年青聯合會銘鑑』第一号を
発行。
現在の日本おもと協会の登録品種の基礎を作りました。以来、毎年発行しつづけ、今では
『羅紗萬年青銘鑑』 『薄葉萬年青銘鑑』 『大葉萬年青銘鑑』と3種の銘鑑を発行しています。
この銘鑑は協会会員だけに配られています。
全国に支部があります。
日本おもと協会三河支部の場合
新入会費 3.000円
年会費 10.000円
特典 銘鑑3種・会報年4回発行・お棚見学会・おもと展示大会出品
会員受付 愛知県岡崎市羽根町鰻池165
豊明園 水野雅章
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明治29年1月第4回内国博覧会において天皇陛下お買い上げ品種 折熨斗縞・於多福が記載されています。 |
銘鑑の見方
銘鑑の見方は、中央上と中央下と四方の金文字が全盛稀貴品。
現在の代表品種です。価格帯も苗で5千円〜7万円の商品が掲載されています。
最上段の別格稀貴品は商品数が少なく価格も高価なものです。
真中と両脇の縦の全盛貴賓と書いてある商品は品数も豊富で作りやすい
品種です。価格帯も苗で3千円〜7万円の商品が掲載されています。
一番下の貴品と書いてある商品は品数も豊富で価格も安いですから入門品に
適しています。
上から2段目は別格稀貴品と書いてあり新登録された品種が順番に掲載されて
います。
左上の新登録と書かれているものは、品種改良や突然変異によって、新しく出来た
おもとが5本以上ふえたときに名前を付けて、年1回の日本おもと協会の銘鑑編成会議
に現物を5鉢持って登録申請されたものです。銘鑑編成会委員会によって慎重に審査
が行なわれ新品種として登録品と値すると認められた時に掲載されます。
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大葉萬年青銘鑑 |
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豪快な美しさを楽しむ大葉おもと |
霧島 鉢(薩摩焼) 28センチ鉢 |
大葉おもと葉の長さが25cm〜50センチ
鉢植え・露地植えでも良く育つ |
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羅紗萬年青銘鑑 |
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葉芸の変化を楽しむ羅紗おもと |
殿様 鉢(楽焼錦鉢)10セン鉢 |
羅紗おもと葉の長さが3cm〜15cm鉢植えで楽しむ。 |
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薄葉萬年青銘鑑 |
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美しさと葉芸を楽しむ薄葉おもと |
根岸松の図 鉢(古鉢)15cm鉢 |
薄葉おもと葉の長さが10センチ〜25センチ
鉢植えで楽しむ。
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夢を楽しむおもと作り実親 |
千代田親 鉢(常滑鉢) |
萬年青銘鑑