施術について
当院の施術のメニューを示します。
吸角(吸玉、カッピング)療法
吸角療法とは、吸玉(すいだま)、抜缶(ばっかん)、カッピング療法などとも呼ばれ、古くは紀元前からある療法です。皮膚を陰圧にしたカップで吸引させる事により、長く滞った古い血を物理的に動かすことで新しい血がそこへ供給されて血行を改善させます。古い血は老廃物や発痛物質、二酸化炭素を多く含んでいます。新しい血は酸素や栄養に富んでおり身体の修復を促してくれます。この血の入れ換えで体がリフレッシュされることにより、免疫機能や自律神経を調整し自然治癒力が高まっていくのです。当院では鍼灸施術と併用し、より高い効果を生み出しています。
吸角療法の治効作用は、大きく分けると次のようになります。
- 血液をきれいにする
- 血行を良くする
- 筋緊張を緩和する
- 皮膚の若さを保つ
- 関節の働きを円滑にする
- 内臓諸器官を活発にする
- 神経を正常に調整する
血液をきれいにすることが最大の特徴 ・ 有害成分も洗い流す血管の掃除屋
吸角(吸玉・カッピング)の効果のなかで最もすばらしく、この療法の特徴になっているのは、血液に対する作用です。すなわち、血液の浄化と血行の促進です。
健康を保つ上でもっとも大切な役割を果たしているのが血液なのです。私たちは血液を常にきれいにサラサラに保たなければいけません。吸角はそのために絶大な効果を発揮する物なのです。
吸角で施療した部分の血管はふくらみ、血液の流れる量も早さも増大します。これで流れの悪かった血管も開き、血行の障害が取り除かれます。血管に湯垢のように付きはじめたコレステロールなどがきれいに洗い流されるので、硬化を予防できるのです。
吸角の影響はかなり深部まで及びますから、深部の鬱血や瘀血(おけつ)(滞った血液、漢方では様々な病気=ガンなどの原因となるとする)を表面の皮膚近くまで誘い出し、きれいにすることができます。また、肩こりなどの筋肉痛は、筋肉の中に乳酸などの老廃物が溜まることによって起こりますが、これなども解消します。
体調の悪い人、背中、首や肩、腰が慢性的に凝り固まっている人の場合、最初の数回は、吸角を外すと丸い痕が強く残ることがあります。こりが慢性化して筋肉内の血流が悪くなって溜まっている瘀血(おけつ・ふるち)が吸い上げられて起こる現象で、吸引力が強すぎたわけではありません。数回吸角を行うと、体の調子が良くなりほとんど色は出なくなってしまいます。正常だとピンク色、少し悪いと赤色ですが、状態が悪いときは黒紫色になることも。色が濃いほど血流が悪いことを表しています。黒紫色の痕が消えるのには、個人差がありますが1~2週間ほどかかりますが、正常のピンク色はすぐに消失します。人によっては吸角療法を受けたあとは、長湯をしたときのような疲労感がでることがあります。これは、吸角によって急に血液循環が良くなったための好転反応です。水分をしっかりとってゆっくりとお過ごしください。
耳ツボ療法
耳は全身の組織や経絡と密接に係わっていると考えられており、身体の特定の部分と対応しているエリアや耳ツボ(反応点)がみつかっています。
耳ツボの分布図を最初に作ったのは、実は中国ではなくフランスの神経科医ポール・ノジェ博士です。ノジェは人間の外耳の形がさかさま状態の胎児に似ていることに注目し、耳が全身・脳・胴・四肢のレプリカであるということを発見しました。
それぞれの体の部位には耳の上に対応するポイントがあります。耳は神経生理学を経由した脳全体の機能への入口であることを発見したのです。その後、中国でも耳の重要性が再認識され研究した結果、中医学理論に基づいた療法として実践されています。
首・肩・腰の痛みやコリ、頭痛、生理痛、不眠症、皮膚疾患、アレルギー性疾患等でお悩みの方、当院では症状に応じて適応と思われる方に耳ツボ療法を施術(金、銀色の丸い金属の粒をツボに貼付)いたします。また、耳ツボ痩身(食欲の抑制)をお考えの方やフェイスリフトアップをお考えの方は、全身治療と顔鍼と併せて施術いたしますのでご用命下さい。
汗や脂分に弱いですが、髪を洗ったり、拭くときに少し注意していただくと剥がれにくいです。
身体均整法
身体均整法は、亀井進氏により昭和26年に身体均整協会(現:身体均整師会)として創られたもので、運動系の観点からオステオパシー、スポンデロテラピー、カイロプラクティック、経絡、整体の技術を体系化した技術です。
身体均整法の特徴は、“姿勢(姿形)が変わって、身体が自然な状態になる”というものです。
姿勢のゆがみや動きの制限、強さが体の不調の原因と考え、これを三原則と呼びます。
- 平衡性…形のバランス(骨格系)
- 可動性…動きのバランス(筋肉系)
- 強弱性…力のバランス(内蔵系、神経系)
この三原則を整えるのがひとつの目的です。体の形、動き、強さの変化=体調の変化と考えます。身体均整法では運動制限を故障の原因と考えます。つまり体の具合が悪くなると、体のどこかに運動制限が現れる。また運動制限があれば体のどこかに具合の悪い所があると考えます。この運動制限が解除されると体は回復、改善すると考えます。この運動制限を6対、12種類に分類したのが12種体型と呼ばれ、身体均整法の根幹となっています。
- 前後型…前後動作をして運動制限をみて、前屈しやすい型をF1、逆をF2と分けます。
- 左右型…左右動作をして運動制限をみて、左屈しやすい型をF3、逆をF4と分けます。
- 回旋型…左右に捻ってみて、右回旋しやすい型をF5、逆をF6と分けます。
- 肋骨型…伸展収縮動作で、伸展がしやすい型をF7、逆をF8と分けます。
- 骨盤型…内外旋動作で、内旋しやすい型をF9、逆をF10と分けます。
- 筋肉型…内外転動作で、外転しやすい型をF11、逆をF12と分けます。
以上のように一人ひとりを12種体型にあてはめ、その体型にそった体型調整をします(重心支点を移動させます)。
身体均整法はこの三原則と12種体型を柱として、神経、筋肉、骨格、経絡、重心など、あらゆる方向からゆがみをみつけだし、バランスを整えていく方法「その人の最も均整のとれた状態にもっていく方法」で、痛み不調をねらって治そうとするのではなく、全体部分のゆがみを整えバランスをとっていくもので、バランスが整うと痛み不調は自然に改善されるという考えです。
当院では、鍼灸と均整法を併用し、身体全体のバランスを整えます。また鍼治療の苦手な方に、ゆがみの調整法として活用しています
KATAスポーツマッサージ
スポーツマッサージとは、スポーツ活動に参加する者の身体に対して、擦る、揉む、圧迫、叩打、振せんなどの徒手的刺激を加えることによって、スポーツ活動前の身体の準備状態の促進や、スポーツ活動後の疲労の軽減、筋のリラクセーションをはかるためのコンディショニング手法のことです。
一般的な筋肉疲労では、血液と酸素不足による疲労物質(乳酸等)の蓄積により、筋肉内の圧力が高まり、筋肉はますます固く縮み、神経を圧迫することにより、痛みが起こります。また激しい運動では、筋肉は大量の酸素や栄養分を使い、急激に収縮します。運動後も筋肉はしばらく収縮を続け、固くなります。運動後は筋肉の痛みと疲労を取らなければなりません。血液とリンパ液がスムーズに筋肉の中を流れるようにしてやらないと、痛みは慢性化し、いずれ重大な故障をひき起こしてしまうことになります。
マッサージを行うことで、毛細血管や静脈、リンパ管などの血液、体液の還流を促し、血流を促進することで、筋肉内に酸素が送りこまれ、その供給された酸素によって疲労物質は分解され、筋肉は弾力を取り戻し、関節可動域は拡大し、疲労の回復を早めます。またマッサージの刺激は副交感神経を活性化し、リラックス状態をつくり、精神的な疲労も回復させ、緊張を緩和します。
当院では、牽引性運動法・瞬間脱力療法・神経筋進展法をスポーツマッサージに取り込み、筋肉の柔軟性や関節可動域の増大、円滑な関節運動の確保等を目的に、スポーツ活動を行う若者だけでなく、中高年の方々の様々な活動後の疲労の軽減や、鍼灸治療で刺激された心身を落ち着かせることを目的に活用しています。