私たちの子どもと教育基本法が狙われている! |
支配層・自民党は,教育基本法「改悪」を,憲法「改悪」の先駆けとして位置づけ,小泉首相に「蛮勇を奮え」と激励し,次期通常国会での成立を目指している!! 「改悪」の基本は,天皇中心の伝統文化の尊重と愛国心の育成であり,有事法制と戦争ができる国家づくりと直結。 反対に,個人の尊厳とか人格の完成とか平和を希求する人間の育成とか真理と正義,自主的精神の尊重などは消し去られる! |
1.第154通常国会で有事立法を阻止した以上の運動で教育基本法を守る世論を強めよう! 2.パンフレット『知ろう!活かそう!教育基本法』(教科書ネット21)を活用し広めよう! 3.「子どもと教科書全国ネット21」の個人会員(3000円)・団体会員にすすんでなろう! |
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ジャーナリスト・斎藤貴男氏の質問「授業内容とか時間が3割減るということで,これは学力低下にならないか」 三浦朱門氏(学習指導要領の基本をつくった教育課程審議会の当時の会長・教科書改善連絡会議会長)「そんなことは最初からわかっている,むしろ学力を低下させるためにやっているんだ」 「いままで落ちこぼれのために限りある予算とか教員を手間隙かけすぎて,エリートが育たなかった,これからは落ちこぼれのままで結構で,そのための金をエリートのために割り振る, エリートは100人に1人でいい,そのエリートがやがて国を引っ張っていってくれるだろう,非才,無才はただ実直な精神だけを養ってくれればいいんだ」 「ゆとり教育というのは,ただできない奴を放ったらかしにして,できる奴だけを育てるエリート教育なんだけど,そういうふうにいうと今の世の中抵抗が多いから,ただ回りくどくいっただけだ」 斎藤貴男氏の質問「能力に応じた教育とかいうけれど,具体的にはどういうことか」 江崎玲於奈氏(教育改革国民会議座長)「最初はクラスの中でできる子とできない子を机の列で分ける程度だが, ヒトゲノム解析もできたし,人間の遺伝子がわかるようになると,就学時に遺伝子検査をしてできる子にはそれなりの教育をして,できない子にはそれなりの教育をすればいいんだ」 <「構造改革とグローバル資本」(『現代思想』・青土社・2001年6月号)> |
「ゆとり教育」と少人数学級 |
(質問16)言語と文明とは別のものではなく、対応するものだということは分かりましたが、これからの日本はどうすべきなのか。具体的な仕方を示して頂きたいと思います。 (大野) 将来を考えるには、結局現在の教育をどう進めるかが肝腎だと思います。事実、今日の教育の状態は問題です。「ゆとり教育」を行なうのだということで、土曜日を休みにしてしまった。いろいろな科目の授業を減らし、言語に関しても授業を削りました。その結果、どうなったか。イギリス、ドイツ、フランス、アメリカなどと較べて、日本ほど母国語と外国語とを含めて言語教育の時間の少ない国はない。日本は言語教育に、各国のおよそ半分に近い時間しか与えていないのです。ゆとり教育は、フランスでやったことがあるそうですが、その結果は失敗だったといわれています。アメリカでも、州によってはやったところがありますが、これも成功したとはいえない。 そういった例があるにもかかわらず、公立学校で土・日曜日連休にしたのは、教師は地方公務員に準ずる存在である、企業でも五日制である、だから休みを与えるべきだという決定がまず先にあった。それを理由づけるために、後になって「ゆとり教育」とか、授業科目や授業時間が多すぎるということを言いだした。 日本の学校の現場では長い間一学級の生徒の数を五〇人でやって来ました。そして五〇人に満たない学級があると、その学級を合併していました。私は三五人の私立の高校のクラスを二年間教えたことがありますが、はじめこれは五〇人よりもずっといいと思いました。ところが実際に教えてみると、三五人でも多い。もっと減らさなければいけないと思ったのです。自分が生徒たちと付き合って、宿題を出してその答案を見てやり、直してやったりすることを考えると、三五人でも多すぎました。アメリカでは二〇人学級を十八人にしようという動きがあるそうです。そういうことを考えても、日本の学校の学級編成が、いかに教師に多くの負担をかけているか、生徒一人にかける時間が少ないか、教師に無理なこと、できないことをさせているかが分ります。 私が学級の人数を減らすべきだということを書いたところ、文部科学省のお役人から手紙が来ました。それには、二〇人どころか、三〇人にしただけでも、全国の予算は九八〇〇億円かかる、と書いてありました。「あなたが言っていることは、無謀なことなんですよ、できないことなんですよ」という意味だと思います。けれどもたとえ九八〇〇億円、一兆円かかるとしても、これは現在の世界、ひいては将来の世界で日本が生きて行くための大事な基礎教育です。それを五〇人でやっているのでは、もうだめなのだとは考えていない。一兆円が必要なら、一兆円の予算を獲得するために、文部科学省は国民に訴え、財務省に訴え、国会に訴え、その予算を取るために努力すべきではないか。総理大臣は義務教育の費用をいま以上に削れと言っているらしいが、その誤りをつっこむべきです。 結局、ゆとり教育だと言って時間を減らしたために、内容を易しくすることを考え出した。その一例を言えば、円周率は三・一四と教えずに、少数点以下を省いて、三でいいとしました。 もちろん、数学者たちからいろいろな意見が出ています。…最近になって、反対のあまりの強さに、文部科学省は三・一四でもいいと言い出した。何たる無定見。権力の乱用とはこのことです。四、五年もたつとお役人はどこかへ転任して消えてしまう。しかし教育は国民の認識力の基礎を養い、長くはたらく機能です。教育の現場ではその不足をつくろうための努力が行なわれ始めている。が、これは本末を転倒した、とんでもない間違いだと思うのです。… |
<大野晋(おおの すすむ)著『日本語の教室』岩波新書:2002年9月20日発行:P.209〜P.213>国語学の碩学。ベストセラー『日本語練習帳』など著書多数 |
愛知県内での少人数学級の実現を目指し、請願署名を集めるための集会「トーク&コンサート」が、名古屋市中区の市生涯学習推進センターで行われた。 市民グループ「子どもと親が安心できる少人数学級を求める会」の主催で、約200人が参加。意見発表では障害児を抱える母親から「一人ひとりの様子をきちんとみれる態勢づくりを」との願いや、現場の教師から「増える分の教室を確保できない学校もある。ハード面の要求も必要では」などの声が出された。シンガー・ソングライターのまのあけみさんが、自身の子育て経験を盛り込んだ曲などを熱唱。(2002年9月1日「中日新聞」) <参照>三河教労BBS;270 少人数学級の署名を成功させよう 「ありばば」さん投稿 |
犬山市,小中全学年で30人学級実現!(2004年度から) 2002年9月24日犬山市教委決定 <参照>三河教労BBS;235 拍手 「だるま」さん他多数投稿 |
<新聞記事>犬山市,小中全学年で30人学級実現についての各新聞の論調(2002.9.24.〜25.) |
サル博士・河合雅雄さん、犬山の教育に激エール。県教委「批判」も。(「朝日新聞」2002.10.20.) |
多くの死者と破壊を目前にして、
人々が未来に託した平和と自由の日本。
その決意と息吹を伝える冊子の紹介。
教育基本法を守ろう!
・戦争を準備する教育基本法改悪に反対します。
・戦前の教育勅語の復活に絶対反対します。
チャップリンの「独裁者」より | チャップリンの映画「独裁者」で、主人公が最後に語る「私は、皇帝になんかなりたくはなかった。」という「演説」。これを映画から必死で書き取ったことを思い出します。 |
ラ ト ビ ア の 歌 | 自分たちの国がもどってきたという喜び、その時人々の気持ちが一つとなって歌われる歌といえるのでしょうか。 |
私が教師になったとき | 私の青春の思い、そして、誓い。この詩は、だれが作ったのでしょう。 |
大久保彦左衛門「三河物語」より | 長年の忠勤にもかかわらず、一族が悲運に見舞われた時、彼は一族の思いをこうして残そうとした。「将軍よ!どこを見ているのだ。」と。 |
孫 文 | 生涯、中国を愛し、その国民革命に邁進した孫文の言葉 |
ローゼンバーグ夫妻 | 1953年6月19日、アメリカで処刑されたある夫婦の手紙から |
君死にたまふことなかれ | 1904年日本はロシアと朝鮮の領有をめぐって戦争を起こしました。文字通りの侵略者同士の戦争でした。多くの知識人が「国を守れ」と狂喜する中で、「死んではいけません」と、反戦の声をあげたのです。 |
みんな一緒に | いろいろな意味を持つ歌詞、これを心におさまるような日本語の歌詞にしたいと…。 |
「指導主事の任務」
1950年(昭和25年)「指導主事の任務」として、武田一郎氏(文部省初等中等教育局)が行った講演。
戦後の民主的教育の気概にあふれた講演の抜粋。
「戦争反対!イラク派兵に反対!」ビラ(2004,2,1)
・「建国記念の日」って何だろう。「おじいさんとの話」からわかったことは?
憲法のHPをみつけました。